線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

2023-01-01から1年間の記事一覧

新見という名

夜、新見駅に行ってみた。 「新」と「見」の文字を見ると、自分には慣れ親しんだ「新鶴見」に一瞬見えてしまうという妙な感覚がある。 都会のように運休や遅れを知らせる案内放送は聞こえず、駅員に詰めよる乗客も居なく、駅はひっそりしていた。ただ姫新線…

石蟹駅

井倉駅では途方に暮れてしまった。駅員の居る時間は過ぎカーテンが降りているので詳細を訊くことも出来ない。次の列車は2時間弱ののち。それだってまともに来るかどうかは分からない。駅前のバス停は新見方面行では無さそうだし、タクシーを呼ぶ電話番号の掲…

井倉のD51838

この日は新見に宿を取ることにしており、時間もあるので井倉洞近くに保存されているというD51838を訪ねることとした。 井倉駅前を左に進み郵便局の先の踏切を越え、左側の駐車場の先に入った所にそれは鎮座していた。 金網で囲まれていて傍に寄ること…

方谷駅

美袋駅を後にして備中高梁の先、方谷駅に降りてみた。 駅は島ホーム一本。駅舎はホームより一段低い場所にあり、地下通路を進むようになっていた。折しも急な雨となり、ホーム待合室から地下通路入口まで、そして地下通路出口から駅舎までの間は屋根もなく、…

美袋駅

伯備線の美袋駅に降りてみた。 駅の玄関脇には自販機などは無く、郵便ポストと電話ボックス。このまま模型にでもしたくなるような佇まいだ。 美袋と書いて「みなぎ」と読むとは、なかなかの難読駅だ。こんな鄙びた木造駅舎の改札口になんと、ICカード読み…

倉敷市駅

水島臨海鉄道の倉敷市駅あたりを訪ねてみた。 倉敷駅の改札から駅ビルの外に出るとペデストリアンデッキに繋がり、倉敷市駅への案内に従って右に進むとここに出る。デッキから駅には繋がっておらず階段を下りて駅へと向かう形。 駅から数百メートル進むと見…

岡山駅

岡山駅ホーム上屋、そのいぶし銀の情景を探してみた。 3、4番線ホーム。古レールを使用した上屋がことのほか美しい。 改札口とは繋がらない乗り換え専用の跨線橋。これがまた情緒溢れる佇まい。 2番線ホームの軒下には、何やら細工が施されている。 Y字…

岡山気動車支所

岡山からの津山線に乗り、岡山駅を発車すると直ぐの左側にキハ40や47の車庫が見え、広い構内に彼らがたむろしている。それに気づいたのは今年2月の旅だった。機会があれば近くに寄ってみたいなと考えていたところ、過日、途中下車さんがそれをアップさ…

宇都宮ライトレール

8月末に開業した宇都宮ライトレール。開業日の初乗りを当初目論んだものの、当日の一般乗車は午後3時からとのことで断念。開業日と翌日曜日はたいそうな混雑と不慣れな乗降その他で、大幅な遅延が発生したとの報道もあり、様子見することとしました。 開業…

小海駅2番3番ホームのこと

羽黒下からの帰り道、小海駅2番ホームに到着しました。 列車行き違いのため20分ほど停車です。ここはホーム中ほどの小さな階段を降り、構内通路を渡って本屋側の改札に向かう形になっています。昔のスナップを思い出し探してみました。 (2023/8/23) (1…

羽黒下今昔

実はこの羽黒下駅には1971年3月に訪れています。中学の卒業式を終え高校入学前の春休みに、友人2人と連れだって横浜からの日帰り撮影旅を敢行しました。 早朝に家を出て上野から急行「妙高1号」に乗り、小諸から小海線に入り中込へ。中込機関区を見学…

羽黒下駅

小海線の羽黒下駅にやって来ました。 近年駅舎の改修工事がなされたように見受けられますが、木造駅舎の風格を保っており堂々とした佇まいの駅舎です。 ホーム側からの眺め。 改札を入ったところにこんなモノが。 小海線各駅の標高が記されています。野辺山…

品川駅高輪口あたり

高輪口の工事も着々と進んでいるようで、駅の北側、第一京浜国道と京急線に挟まれた一角のビルが無くなり、国道側から京急線が見通せるようになって来たとのことで出かけてきました。 都バス乗場に立つと木々の向こうに赤い電車が見えました。 少し場所を変…

伊那松島駅

折角、伊那に来たので伊那松島駅から徒歩10分程の箕輪町郷土博物館を訪ねました。 かつて飯田線で活躍したED19が保存されているということで楽しみに伺ったのですが、なんとなんと博物館の改修工事中でお目当てはフェンスの向こう。工事終了は来年との…

JRバス関東伊那支店

JRバス関東伊那支店の古老の車体が「国鉄バス」のリバイバル塗装を纏って活躍してきたが、いよいよ引退することとなったとのこと。元来バスには疎いのですが物見遊山で行って来ました。 引退に合わせての「さよなら運転」もあったようですが、その最後は車…

岡谷駅0番線ホーム

中央線下り特急「あずさ」に乗り岡谷で下車。 飯田線に乗り換えるべくホームを探すと、でかでかと0番線の案内。 地下通路を進み1番線ホームに上がると、「0番線はうしろ」とある。 そのうしろに目をやると、これまたおおきな看板に「0番線」とあり、その…

’78讃岐・阿波・京の旅-7-

【京都市電・京阪電車】 273(260形) 昼過ぎに京都市内に戻り、東山三条で京都市電と京阪京津線を見た。 さらに知恩院前から八坂神社の前まで歩きながら市電をスナップする。 祇園の電停から東山七条まで市電に乗った。 市電を追いながら三十三間堂博…

’78讃岐・阿波・京の旅-6-

【亀岡にて】 亀岡の朝は雪景色だった。駅へと出向くと下り貨物が停まっている、DD51とDE10の重連だ。これは幸先良いと駅の薗部方の大カーブを目指す。前日に前もってロケハンしておいたので不安なく歩けた。目の前の風景は長閑な田園地帯であるが、…

’78讃岐・阿波・京の旅-5-

【京都へ】 高徳線、連絡船、急行「鷲羽」と乗り継いで5時半に新大阪着。そのまま緩行線に乗り継いで6時過ぎに京都に着いた。もしかしたらまだDF50が残っているのではと思い、早速、山陰線の朝の上り客レを見てみることとした。 山陰線下り列車に乗り…

’78讃岐・阿波・京の旅-4-

【徳島・小松島】 屋島から高徳線に乗り徳島に向かうこととしていた。その前にDE10牽引の高松行き客レを撮る算段を立てていたのだが、宿の朝食が遅くなってしまって撮り逃がしてしまったのが残念。 気を取り直して高松からの急行301Dに乗り込む。入…

’78讃岐・阿波・京の旅-3-

【瓦町ほか】 春日川から瓦町に来た。 22(1925年生まれ 大阪電気鉄道デロ20形 側窓に飾り窓跡) 62(元東急 半鋼製車体を新造) 琴平線、長尾線そして志度線が集まるここには、まさに種々雑多な電車の博物館だった。 瓦町から仏生山の車庫に行っ…

’78讃岐・阿波・京の旅-2-

【房前にて】 屋島の宿を発ち、琴電の志度線に乗り房前で降りた。ここは海を入れて撮れるということで降りてみたのだった。 まずは隣の原駅の方に歩いてみた。海を入れるとなると画面中央に無粋なコンクリートの防波堤が入ってしまった。 それでもなんとかア…

’78讃岐・阿波・京の旅-1-

【鬼無にて】 ’78年2月、2週続けての日曜日に雪の水上での撮影を終えた翌々日の朝は、四国・高松駅の待合室で迎えた。 前夜、東京を新幹線で発ち新大阪から急行「鷲羽」と宇高連絡船を乗り継いで、未明の高松に着いたところだった。まだ暗い外はヒューヒ…

TEPPAKU

暫くぶりに鉄道博物館に行ってみました。 正面で迎えてくれる「ロクイチ」さま。ここに居を得た当初の日章旗の出で立ちも終わり、静かな時を送っているようです。EF58の特徴的な飾り帯、この角度で眺めると船の切っ先が波を分け入って進む様そのもの。秀…

宮ノ越駅

せっかく信濃の国に入ったので、塩尻から中央西線に乗り木曽へと足をのばしてみました。 集落から少し入った高台にある駅舎です。入口には電話ボックスだけで自販機はありません。写真写りには良いのですが、この暑さに喉を潤そうにも街道筋に降りて民家の周…

富士見駅

信濃境から隣の富士見に移動。ここにも気になるものが・・・。 跨線橋に貼り付いた「ふじみ」の看板。信濃境同様に特急の車窓を一瞬横切る看板なのですが、かなりお疲れの姿でした。 ここでは下り列車は1番線、上り列車は3番線。写真の2番線は通過列車の…

信濃境駅

中央線特急「あずさ」の車窓でいつも気になる看板を、じっくり見たくて降りてみました。 降りてみて気付きました。ああ雨樋が邪魔・・・。 気を取り直してアングルを探します。小淵沢の次がここ信濃境、文字通りの甲斐の国と信濃の国の境。町の名前も境、駅…

新橋

特に理由は無いけれど新橋に行ってみた。 改札を出たアーチの先にC11が佇む。 花壇の花に囲まれた動輪。 「なんだこの暑さは!」まだ梅雨なのに。 由緒正しき「しんばし」駅ですが、シンカンセンは停まりません。 外の暑さに耐えきれず駅コンコースに戻る…

新橋

特に理由は無いけれど新橋に行ってみた。 改札を出たアーチの先にC11が佇む。 花壇の花に囲まれた動輪。 「なんだこの暑さは!」まだ梅雨なのに。 由緒正しき「しんばし」駅ですが、シンカンセンは停まりません。 外の暑さに耐えきれず駅コンコースに戻る…

若桜鉄道 -若桜駅-

やっと終点の若桜に到着です。 漆喰壁も美しい駅舎は実に堂々としています。ここは若桜鉄道の本社も置かれています。 趣味誌でよく目にする転車台、給水塔、C12。 ショートノーズが可愛いDD16も静態保存されています。 ホームから見える機関区の風景…