線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

持田駅暮色

前回訪れて気になった行先案内器、それが夕刻に点灯するのか否かを確かめるため、夕日を背に武川から向かった。 それは期待通りに灯っていた。かすれた文字の「うらぶれた感」が愛おしくさえ思えた。 フォントは洒落た現行モノだけれど、昔ながらの立ち姿で…

おくればせの武川ギラリ

2週間ほど前に初めて降りた武川。武川の名は「武川のギラリ」で知ってはいたが、これまでずっとトライすることは無かった。今回、折角熊谷まで来ているので初めてその場所に立ってみた。 16時、西に傾いた陽射しがオレンジ色を徐々に増す頃、その側面をキ…

整然と古枕木

これまで全く気にかけることの無かった景観が、ある時俄然気になってしまった。それは下り上越新幹線が熊谷駅に差し掛かる直前の眼下、高崎線をオーバークロスした秩父鉄道が大きくカーブして熊谷駅へと進入していく場所だ。 見れば築堤の周りには古枕木を使…

銀色電車

色々なカラーリングで目を楽しませてくれた元国鉄101系が引退し、銀色電車ばかりになった秩父鉄道。自然と足が遠のいていたが、先般、久しぶりに訪ねると旧三田線の5000形がカッコ良く思え、あらためてカメラを向けてみた。 以前はその強面の面構えに…

白つばめ

TEPPAKUの「ロクイチ様」に「つばめ」のHMが取り付けられたと聞き、(迷った挙句に)秩父鉄道からの帰り道に大宮で途中下車したのは10月のこと。 それは白というよりクリーム色がかっていたし、ところどころに傷もあって過去に使用された雰囲気が…

持田駅

熊谷の先の羽生方面に向ってふた駅目、イイ感じのホーム上屋が見えたので降りてみた。 大麻生駅と似ているが幅も長さもひと回り小さく、小ぶりな感じで可愛いらしく見える。 方面案内の標識が実に渋い。ガラス製の行燈で、塗料で文字が書かれているのだが、…

武川駅

武川から三ヶ尻まで貨物線が出ており、電気機関車が駐泊しているようなので行ってみた。 駅舎は2階建て。大きな駅名サインが特徴的だ。 出札窓口の運賃表。山手線内(大昔で言う東京電環)の丸い路線図が懐かしい。 茶や青い電気機関車を眺めながら電車を待…

大麻生駅

秩父鉄道の熊谷から羽生間はこれまで乗ったことがなく、また熊谷から寄居間は確か過去に1~2回乗っただけというほぼ未知の区間。そんな区間に木造駅舎があると知り大麻生駅に降りてみた。 こじんまりとした佇まい。北向きのため日中は逆光のようだ。 大分…

秩父鉄道熊谷駅

久しぶりに秩父鉄道へ、しかも普段は東飯能から西武線経由で行くことが殆どなので、熊谷駅に立つのは何年ぶりだろうか。 新幹線停車駅のきらびやかなコンコースを降りた先は時が止まったよう。東武熊谷線のキハを訪ねた時以来かも知れない。 筆字で行田市・…

平間駅

南武線に出向いたついでに、折角なので普段降りることの無い平間に寄ってみた。 改札を出た目の前が商店街の通りとなっており、東京城南地域の私鉄っぽい雰囲気。 駅構内の跨線橋も片側のみの階段。雑然とした吊看板も私鉄っぽい。 駅のすぐ脇には踏切があり…

浜川崎支線 旧国のころ

極めて地味な浜川崎支線だが僅かばかりのスナップがある。 (1971/5/5 浜川崎) 気品さえ感じるクモハ11の前面。 (1977/9/28 尻手) ↑と同じ浜川崎方だが、これはクハ16で切妻形前面。 (1980/11/11 浜川崎) あの駅名標を窓越しに。2個づつ仕切られた…

127系デビューってことで

浜川崎支線に行ってみた。 まずは尻手駅にて。ずっと昔に新潟で会って以来の電車だけれど、「お古」というより「新車」のように見えてしまった。 浜川崎へ。大昔にもこんなカットを撮った気がするが、あの頃は手前の柵は無かった。 車内をスナップ。吊広告が…

矢向駅

南武線は私鉄南武鉄道を戦時買収した路線故に、私鉄時代の雰囲気がどことなく残っている。ターミナルの川崎から二つ目のここに小規模の電留線があるのもその一端。 ホームの目に前に留置されている電車。 そんな電車を眺めていると、そこはかとなく鉄心が刺…

浅草から業平橋

この日は、なんとなく東武線の浅草へ。 浅草駅を発車した下り列車は右急カーブで隅田川に架かる橋へと向かう。 ホーム先端の階下には神田駅あたりを思わせる鉄骨支柱。 この架線柱は鉄骨というより鉄柱。いかにも頑丈そうな橋脚の向こうには「ムサシ」の塔が…

北恵那鉄道 -2-

駅構内にはまさに古色蒼然の言葉がふさわしいような電車がたむろしていた。 車庫に佇む560形。転轍器さんのブログで紹介されたカットと同じ場所だ。 デ2 1924年製デ1形4両の内の1両で唯一の生き残り。 ク81 1936年製 三河鉄道と名鉄を経て…