線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

石蟹駅

 井倉駅では途方に暮れてしまった。駅員の居る時間は過ぎカーテンが降りているので詳細を訊くことも出来ない。次の列車は2時間弱ののち。それだってまともに来るかどうかは分からない。駅前のバス停は新見方面行では無さそうだし、タクシーを呼ぶ電話番号の掲示も周囲には見当たらない。駅前の商店で聞いてみたが「ここにはタクシーは居ないよ」と無情なお答え。

 そんな中、駅に立ち寄られた方が列車の運行案内を気にしておられたので、失礼ながらとお声かけすると、地元の方で新見市内に帰るところとのこと。なんと同乗させていただけることとなった。(助かります!ありがとうございます。)

 お話を聞くとテツの御同業とのことで、「ならば途中の石蟹駅に寄りませんか」と相成った。予定外の立ち寄りだ。タクシーが数台駐車していて駅舎をスナップするにも引きが取れなかったのがちょっと残念。

 石蟹と書いて「いしがに」では無く「いしが」と読むとのこと、地元の方でなければ読めない駅名と教えていただく。嬉しいことにホーロー看板も健在だった。

 出札窓口には「タクシー案内所」の札。おそらく乗車券の販売も行っているのだろうが、駅舎はタクシー会社そのもののようだ。駅前に数台のタクシーが待機しているのも頷けた。

(2023/9/11 ご厚意に感謝の日)