線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ある冬の水上 -ロクヨン-

あれから数年後の1981年1月、久しぶりに雪の水上を訪ねた。 EF16の姿は既に無く、その置き換え用として長岡に配備された新鋭のEF64の1000番台が水上にも駐機していた。 塒にたむろするロクヨン1000。EF16の時代にもこの塒を訪問し…

’78冬の水上 -新潟色-

この頃、新潟色を纏った70系が高崎に顔を出すことは無くなっており、新潟県内での運用になっていました。それが1月から2月一杯の休日にスキー客輸送のため越後湯沢~水上間を延長運転する列車を時刻表で知り、もしやと期待を込めて出掛けたのでした。 7…

’78冬の水上 -スキー臨-

あの頃の上越線では日中の電機牽引による定期旅客列車を見ることは出来なかったが、最繁忙期にはEF58牽引の臨時急行が運転され、しかも石打~水上間はEF16が先頭に立つのだった。 とりわけ冬のスキー客対応の列車は魅力的だった。1月半ばから2月一…

’78冬の水上 -貨物列車-

-「横川から津久田への日」から続く- 津久田から一旦帰宅した翌日、スキー臨のスナップを目的に再び上越線に乗り、水上に出向いた。水上へはその翌週の日曜日にも出向くという熱の入れようだった。 あの頃の上越線は特急「とき」や急行「佐渡」「よねやま…

横川から津久田への日 ー2-

【横川から続く】 この日のメインイベントを迎えるべく、横川を発ち高崎経由で上越線の津久田に降りた。 これから来る上り列車を所謂列車写真としてスナップするなら、もっと別の場所があるのだが、間もなくやって来るその列車の愛称幕をしっかり撮りたくて…

横川から津久田への日

昭和50年代、2月の声を聞くと上越線方面が気になって仕方がなくなって来る。時刻表の冬の号を見てはスキー臨の動きを調べ、それに合わせて撮影の日程を考えるのだった。 毎週土日に走るものであれば余裕を持っていられるが、4~5回しか走らないもの、まし…

地域間急行列車って

先日立ち寄った本屋さんで昭和の時代の貨物列車について記述された書籍(※)に目が止まった。 ページをめくるとそこには操車場、パンプ、解結貨物、専用貨物などの懐かしい語句が並んでいた。元来、貨車や貨物列車にはあまり興味を持ってこなかった自分だが…

宮の坂

山下から宮の坂に来ました。ホーム脇には元江ノ電というか元々玉電の車両が保存されているのは、皆さんご存じのとおり。 元江ノ電ということで「EER」標記がされていますが、でも車体色は元世田谷線の緑一色。 最早芸術品とも言えそうな台車をじっくり見…

東急世田谷線

梅雨入りしたある日、東急世田谷線を少しだけ散歩して来ました。ここに来るのは随分と久しぶりです、前回来たのはそう確か旧型車が引退する頃だったかと思います。 特に目的もなく山下で下車。大昔には上を走る小田急線の電車が見え、世田谷線電車とのツーシ…

高崎駅の70系・80系

両毛線用の70系のほか、新潟色を纏った長岡の70系や長野の80系が姿を見せていた。 【70系】 70系は横須賀線からの転属だった。このような地方転属に合わせて1等車を2等車への格下げや短編成化で必要となるクハへの改造が行われた。 クハ7603…

高崎駅のモハ30・クハニ67

【モハ30】 クモハ40を中間電動車化し両側貫通路付とされた6両のみのグループ。 モハ30001とモハ30003が新前橋区に在籍し、クハニ67+モハ30+クモハ60というような編成が見られた。 モハ30001 旧型国電でありながら中間電動車と…

高崎駅のクハ55・クモハ60

【クハ55】 いわゆるモハ40系グループの制御車、電動車がモハ40→41→60と発展した中で、制御車として長年に渡り製造された。よって製造年次でスタイルが異なったり改造による編入などにより異端車が多い。 高崎ではクハ55に便所取り付け工事が行…

高崎駅のクモハ40・クモハ41

【クモハ40】 国鉄初の20m電動車で両運転台付。初期車は平妻形。このグループは初期車の第二陣で、運転室の奥行が長くなり、運転室用の側窓が新設された関係で客室用側窓が小さくなったもの。その結果、小窓が2つ並ぶという特徴がある。 両エンドとも…

高崎駅の旧型国電

’70年代の高崎駅で出会った旧型国電の思い出を振り返ってみたいと思います。新前橋電車区の車両が両毛線、長野原線(吾妻線)、信越線の横川まで活躍していましたし、時には新潟から長野からの車両も来たりしてました。 方向版を掲げた姿が凛々しいですね…

備後落合

終着の備後落合に着きました。 今はもう使われなくなった転車台も出迎えてくれます。 到着した木次線ホームは1番線、芸備線ホームは2番3番となっています。でも、この時刻に乗り継ぎ列車はありません。なんと三次方面にしても新見方面にしても次の列車は…

木次線車窓

「奥出雲おろち号」の車窓(と言ってもトロッコ車両なので、いわゆる「窓」はありませんが)から木次線を楽しみます。 イベント列車でありながら、意外にも各駅停車で備後落合を目指します。すると趣ある木造駅舎が次々と目に入りました。 雨どいが真新しく…