基本的には東北線を北へと向かうことが多いカシオペア紀行だけれど、ごく稀に中央線を下ることがある。今回数年ぶりに多摩川を渡る、しかも日中時間帯ということでイソイソと出かけた。
いつものとおり立川市側の河川敷で待ち受けた。ところがそれまでの薄日が徐々に遠のき、雨雲が近寄ってくる始末となり眠いカットとなってしまったのが残念。
今や貴重な電機機関車が客車を牽く姿に感動すら覚える。極めて近い将来に消滅する情景だ。
対岸へと粛々と進むロクヨンをファインダーで追う。今ごろきっと、土手上に陣取る多くの御同業の皆さんは、シャッターボタンに意識を集中させていることだろう。
長い長い客車編成をしっかりと見送った。
(2024/10/19)