線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

’78冬の水上 -スキー臨-

 あの頃の上越線では日中の電機牽引による定期旅客列車を見ることは出来なかったが、最繁忙期にはEF58牽引の臨時急行が運転され、しかも石打~水上間はEF16が先頭に立つのだった。

 とりわけ冬のスキー客対応の列車は魅力的だった。1月半ばから2月一杯の土日に運転するもののほか、特定の日曜日祝日に走る列車もあり、そうなるとその日は2本走ることとなる。しかも日中午後の最良の時間帯なので出掛けずにはいられなかった。

9702レ(1978/2/12)

 この日は臨時急行1本の他にも団臨が1本走るというので出かけた。待っているとそれはEF16+EF58+14系座席車という魅力的な編成であり大いに満足した。

9702レ(1978/2/12)

 折角なので16とゴハチの連結面をスナップ。

8702レ 臨時急行「石打スキー1号」(1978/2/12)

 前日に津久田で迎え打ったあの列車である。9702レの通過後に雪が舞い始めあっと言う間に視界不良になってしまった。雪国での撮影の難しさを実感する。

8702レ(1978/2/19)

 翌週の日曜日には8702レと9704レの2本走るので再び出かけた。眼前を通過する8702レのEF16とEF58のサイドを狙ってみた。形も色も全くの異形式重連はカッコ良さというよりは希少性かも。

9704レ 臨時急行「小出スキー1号」(1978/2/19)

 この小出スキー号は1月と2月のそれぞれ3日間の計6日間運転され、その日は石打スキー号との2本運転しかも30分ほどの続行運転という目玉の日だった。しかしこの日、最良の天候でありながらEF16の補機は無く、がっくりと肩を落としたのは言う間でもありません。