線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

木造駅舎を訪ねて ー1ー

津山線 弓削駅

 二重の瓦屋根が美しく、下段の屋根の大きな広がりがまた、この駅舎の堂々とした構えを見せてくれている。

 駅の玄関先やロータリーには、河童のキャラクターが居て出迎えてくれる。また当地は川柳に力を入れているようで、投句作品や町の活動が待合室に掲示されていた。

 快速列車も停車する駅とあって、駅の周囲も開けているようだ。そんな風景の中にあって、この瓦屋根がしっかりと存在感を示している。

 出札口にはオジサンがひとり。列車はワンマン運転しており、駅での集札はしないものの出札業務を行っている様子。入場券の有無を訊いたところ、「うちは端末機もなく、感熱紙のレシートみたいものしか出せないよ。」と残念な回答。でもその言葉の内容がいかにも自分と同じような問い合わせが多いのかを物語っていると思えた。

(2023/2/18)