長駅の隣、播磨下里駅に降りる。
列車が行ってしまうとホームには午後の長閑な時間が流れる。郵便ポストに電話ボックスがあるということは、そこそこ人の流れがあるということか。駅舎玄関の両脇には自販機が鎮座している。
お尻が沈みこむように優美なカーブを描いたベンチがある。
雲が広がり始めた夕刻。寒々とした空気が漂う。
この駅にも嬉しい駅名標がある。かつては右書きだったものを書き直しているが、痕跡が残っているのも情緒か。
出札窓口に小荷物受付窓口も健在。中の事務室は待合室として活用されている。そろそろ次の列車が来る頃だ。
(2024/1/17)