先月末、横瀬に出掛けた。車両基地公開というと、コロナ禍以降は入場者数を制限するためなのか、はたまた鉄道会社の副業とでも考えているのか有料とする会社が多くある中、入場予約も入場料も不要という「昔に戻った」形での開催と聞き、いそいそと出かけてみたのだった。
西武線ではここ横瀬車両基地や武蔵丘車両基地での公開がこれまでも多く開催されていたが、実はお邪魔するのは今回が初。

奥からE31,E851,5501,1224とかつてのスター勢ぞろいというところか。

あたかも「構内入れ替えに勤しむ旧型電機」を思わせる展示に目が留まる。

パンフレットによれば手前からE71,E61,E52,E43とある。否応なしに「ED10 2」
のナンバープレートが気にかかる。

この機関車は、大正時代に鉄道省(国鉄)が東海道本線電化用に米国から輸入した電機ED10形。1960年に廃車後西武鉄道に譲渡されE71形に。西武鉄道ではローズレッドに塗装され、貨物輸送に従事。1986年に廃車後静態保存となり、その際に国鉄時代の姿に復元されたとのこと。「国」の区名札が気になるところだが、国鉄時代の最終配置が「国府津機関区」だったことかもと推測。

この日のイベントに合わせて秩父線の普通列車は、通常4連のところを8連(4000×2)となっていた。会場脇の本線を見ていると、現有の4000系編成だけでは賄えないのか、40000系8連が充当されている姿も見えた。

この日は会場観覧のための団体列車も運転され、最近は何かと引っ張り回される元小田急8000のサステナ車が使用されていた。(「もうすぐサステナ車が来ます。皆さんで手を振りましょう。」の会場アナウンスには、いやはや・・・)

会場を辞したあと敷地外から見た光景。大正時代の輸入電機の渋みと貫禄には、令和や昭和の電車は叶わないなと思った。
(2025/10/26)