線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

長野国体お召列車

 1978年10月、テツにとっての大イベントが控えていました。それは長野国体開会式出席のため、昭和天皇のお召列車が原宿〜長野、長野〜松本、松本〜原宿に運転されるというものでした。

 初日は原宿〜高崎がEF5861、高崎〜長野がEF62の牽引と聞き、仲間数名と出かけることとしました。

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 まずは高崎第二機関区へ赴きEF62をスナップさせていただきました。お召列車運転というピリピリとした当日だったと思いますが、入構の許しをいただきEF6211(高二)の晴れ姿を収めることが出来ました。自分たちの他数名の御同業もおられたように思います。

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神保原−新町)

 高崎第二機関区を慌ただしく辞し神流川の鉄橋へと移動、この列車に合わせるかのように雲間から陽が差す中、御料車編成が通過して行きます。(日章旗の片方が舞い上がってしまったのが残念。)

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 再び高崎第二機関区へ戻りEF5861の晴れ姿をスナップ。EF62は既に送り出しており、大役を終えた安堵感が区の中にも感じられ、ゴハチのロクイチの優美な艶姿をゆっくりと眺め撮影させていただきました。

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 さすがに担当乗務員の氏名札ははずされていましたが、「御召」の札と栄光の東京機関区を示す「東」の区名札が、きょうの晴れ舞台を物語っています。

(1978/10/13)