線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

加悦鉄道

 1979年9月、山陰を旅する中で加悦鉄道に立ち寄りました。豊岡からの宮津線に揺られて丹後山田に着くと、迎えてくれたのは元国鉄キハ08タイプでした。

 検査上がりなのでしょうかピカピカの状態です。当日は残暑を思わせる気温でしたが、既に秋空が広がっていたことを思い出します。(今、この写真を見ると隣のDLが気になるのですが、その時は貨物のスジ?は全く気にしていませんでした。)

 キハ08に乗り終点の加悦に着くと、お決まりのように保存車等をスナップです。ほとんど身近に見ることの無いバケットカーには興奮しますし、この車両は単軸とボギー台車を履くという変則でもありました。

 構内には「カーネギー」の刻印のあるレールもさり気なく在りました。

 構内を周っていると次の山田行きがバケットカーであることが分かったので、せめて沿線で撮ろうと思い駆け足で加悦の街を抜け畑の中で待ち受けて撮影です。

 加悦の駅前から街中を進んで行くと「カシャカシャ」という織り機の音色があちこちから聞こえて来たのを思い出します。所謂丹後ちりめんの機織りだったのでしょうか。 (1979/9/10)