7月中旬に早めの梅雨明けとなり夏空が広がる中、箱根登山線に出掛けてみました。箱根湯本に着くと待っていたのは運よく旧型車。
夏休み期間に入ったにもかかわらず、現下の禍の為かガラ空きの車内のまま発車です。
車内がこれだけ空いていると「密」の心配も無いとは皮肉だな・・・、などと考えながらシートに身を任せます。
「この車両は冷房がありません、窓を開けて新鮮な空気を取り入れて下さい。」と、車掌さんのアナウンス。木陰の爽やかな風が通り抜けます。
「ほう、こんなモノも売っているのか。」と思っていると、車掌さんから「車内限定の販売、いかがですか?」とのアナウンス。
スイッチバックの出山信号所に着きました。それまでのモーター音の唸りが止み静かな時が流れます。
「眼下に見えるのは先ほど通った出山の鉄橋です・・・。」という観光案内放送が流れる中、ついぞ窓枠のコレに目が行ってしまう自分です。
(2021/7/22)