今回のイベントは土日の2日間だったのですが、その内の土曜日は昼と夕方の2往復運転でした。これはきっと、旧客時代の夜汽車の情景が見られると思い、再び姨捨駅に舞い戻って、暮れなずむ日本三大車窓の風景を堪能しました。
駅名標にも明かりが灯りました。今時、白熱灯のオレンジ色は望むべくもありません。蛍光灯であっても灯ってくれること自体が貴重ですね。
目の前に出現した夜汽車の情景、しっとりと味わいたく思ったものの、いかんせんイベントとあってホームは混雑しっぱなし、ホームの照明も妙に白く輝いていて、茶色い車体が光ってしまって、大昔を偲ぶことは難しそうでした。
それでも、客車3両の内の1両はオハニ36だったので、白熱灯に照らし出されるニス塗りの車内がとても美しく見えました。この情景に立ち会うことが出来ただけでも幸せです。