線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

北条鉄道 長駅

 旧国鉄北条線時代の木造駅舎が残っていると聞き出かけて来た。

 こじんまりした佇まい。玄関に扉は無い。一見すると農家の納屋のような雰囲気にも思える。隣にはトイレがあり駅舎と一体のようにも見える。

 容赦なく風が吹き抜けて行くであろう開口部。凍てつく冬の日は如何か。

 屋根板をしっかり支えるY字の支柱。傍らの鉄電は生きているのであろうか。

 「長」の文字一文字で「おさ」と読ませる特徴的な駅名。青地に白文字の駅名標を背にベンチで体を休める至福の時が流れる。

 やがて粟生行きの列車が到着した。

(2024/1/17)