東城行451Dの終点のひとつ手前の野馳に到着。
「のち」とは難読だ。二文字というのもなかなか覚えにくい語呂。
非常に趣ある駅舎と手入れされた樹木。駅舎は地元タクシー会社の事務室となっていた。
「頑張るぞ芸備線」の文字に応援したくなるが、昨今の報道をみるとJR西としては廃止の意向を自治体に示しているようでもあり、そのJR西によるポスターとはちょっと??に思う。
年季のありそうな柱に「通標仮置場」のような遺構を探したが、見当たらなかった・・・。
事務室内には事務の方やドライバーさんらしき方が待機しており、あたかも有人駅と言っても良いくらいだ。駅前にはタクシーと中型バスも駐車しており街の活気を醸し出している。
列車到着の十数分前くらいから、ひとりふたりとお客さんが来ては窓口で行先を告げる。
「新見まで片道」「新見まで往復」中には「倉敷まで」という声も聞こえた。嘗ては当たり前だった出札窓口の光景がここでは今なお生きていた。さあ、東城からの折り返し列車が到着した。
(2023/9/12)