線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

下久野駅

 出雲八代から下久野に戻る。少しでも効率よく巡りたいと思い、列車ダイヤ上を単に段落ちせずに上下する行程を考えた。

 この駅もまた八代同様に手入れが行き届いていた。事務室内は地域のコミュニティの場になっているようで、中からは明るい話声が聞こえていた。

 駅周辺案内と称する額が掲げられていたが、線路と道路、駅名と地域名のほかは一面の緑色だった。

 新建材の壁で覆われた事務室だが、出札窓口だけは健在だった。

 乗車券は携帯端末発行かPC端末発行だろうとタカを括っていたら、中からオバチャンが「乗るんですか?それとも記念乗車券ですか?」と声を掛けてくれた。

 えっ、記念乗車券?と訝っていると、「こんなのがあるんです。これを求めて全国から来られ、記念に買われます」と4種類ほどの区間の常備軟券を見せてくれたのだった。三成までの210円のものを購入。木次駅発行の「まるム」表示が嬉しい。

(2023/9/13)