ツアーは大社前から松江温泉へと一畑電鉄に乗車して向かいます。
乗り込んだのは元京王5000の2100系、2101+2111の編成でした。
10名にも満たないツアー客に対して、2両編成の列車を用意していただいたのは恐縮するところですが、ガランとした車内はまたとない解放感たっぷりでした。(笑)
(雲州平田)
(一畑口)
貸切列車のスジが予め引いてあるのかどうかは判りませんが、雲州平田での交換待ちのあとは一畑口でのスイッチバック停車という具合で、営業列車では味わえないような快速(超特急?)運転です。
普段は広報の仕事をされているというアテンダントさんが添乗され、一畑電鉄のこと、沿線の車窓のこと、先日にあったTV番組のロケ収録に立ち会ったことなど楽しくガイドしてくれます。宍道湖が見え始めると「電車の窓から国道を挟んで湖(海)が見える景色は、湘南のアソコにも似て」という、以前のお客さんが言っていたとの話を披露してくれました。
一畑電鉄には難読駅名が多いとのお話があった中の「秋鹿町」に停車。対向列車との交換待ちでしたが、高校生が降りて行く後姿にローカル私鉄の日常がそこにありました。
湘南のアソコの比ではない長い時間に渡って、車窓に湖(海)の景色が続いてくれます。もう間もなく終点の松江しんじ湖温泉駅、アテンダントさんの軽妙なお話と、お刻みなレールのジョイント音とものお別れの時が近づいて来ました。
(2023/5/15)