1982年6月の一大イベントと言えばは東北新幹線の開業でしたね。当日、開業1番列車を見たいと思い大宮へと馳せ参じました。
出発ホームにはマスコミ等のひな壇が出来上がり、反対側のホームは一般客で押すな押すなの大盛況でした。落ち着いてアングルを決めることも出来ず、カメラを両手で掲げて目見当でレンズを向けて撮るのが精一杯。
大宮へは鶴見から初電で駆け付けたように思いますが、ふと見ると在来線ホームでは何となくゆったりとした空気が流れていました。
この日は2番列車で福島まで試し乗りしました。新幹線開業とは言っても大宮発の暫定開業ということで、在来線の特急や急行はほぼそのままの体制でした。よって、帰りは普通列車と急行列車を乗り継いで在来線の旅を楽しみました。
郡山駅の下りホームには特急の時刻表が掲げられています。奥は磐越西線ですが、まだ旧型客車が残っていたのですね。新幹線開業という新しい時代の幕開けの日ですが、まだまだのんびりした時代の空気が残っていたのですね。
(1982/6/23 大宮、郡山)