線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

D51451

 昭島市の公園で静かに余生を送るD51451の現役時のスナップを拾ってみました。もうあれから50年という年月が経過してしまっていることに、少々愕然とするものがあります。

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(1969/12/21 横浜機関区)

 横浜機関区は横浜駅東口にあり、自宅のあった鶴見から友人たちと一緒に自転車で出かけたこともあります。中学生の身としては目の前の機関車にばかり目を奪われて、背後の扇形庫や機関区構内の情景にはカメラを向けていないのが残念なところです。

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(1970/1/11 新鶴見機関区)

 当時、中学の社会科クラブに属していたのですが、いつもの友人たちと共謀(?)して「新鶴見機関区に行きたい」と顧問の先生に直訴。学校の社会科見学の一環としてめでたく訪問できたときのスナップです。

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(1970/5/31 鶴見−入江)

 方や東海道線に方や京浜急行、そして頭上には鶴見線。模型レイアウトのような配線の中を高島貨物線が走っています。まだまだのんびりしていた時代、こんな場所に入り込んで、こんな接近戦で構えていてもお咎め無しでした。 ※電化完成後しばらくして、月刊趣味誌の「車両のうごき」の「廃車」欄に「D51451 新鶴見 昭島市昭和公園に保存」と掲載されました。

 保存の文字が嬉しかったものの、昭島市がどこなのかもわかりません。青梅線昭島駅を見つけてもその市域すらわかりませでした。自宅の東京都区分地図を見ても昭和公園を見つけることも出来ず、そのまま頭の奥に仕舞い込まれたままになってしまいました。