所用で信州・伊那に出掛けた折り、飯田線伊那北駅から帰途につくこととなりました。
大きな明かり窓のある三角屋根の駅舎です。JRバスの発着もあり、タクシーも待機しています。
裏手にはビジネスホテルも。「さすが日本三大桜祭りのひとつ、高遠城址公園の桜のお膝元」と言いたいところですが、最近になって無人化されたとのこと。
駅の待合室も人気無く、ただただ所在なく次の列車を待つのみ。改札口脇には懐かしい駅名が並ぶ運賃表が掲げられていました。残雪の南アルプス、スカ色の旧型国電、釣り掛けモーターの音・・・思い出のシーンが浮かび上がります。
時刻表に無い時刻にも係わらず近くの踏切が鳴り出しました、飯田方へと向かう2連の回送列車です。
前面を見て211系と思ったらなんと2扉、こんな形式があったのですね、知りませんでした。
2扉クロス(ボックス)シートとなればクモハ43か、いやいや大きな窓だからクモハ53の007か008の再来!などと一人ニンマリしてしまいました。(笑)
(2021/4/2 撮影)