小学6年の頃から時刻表を読み始め、駅名の頭に「弁」があれば駅弁を売っている駅であり、当時の「電電公社っぽいマーク」があれば、電報を取り扱う駅であることを知りました。
(1972/9 高校修学旅行の車内にて)
駅のホームにもそれと分かる看板がありましたが、自宅に居ても電報を出したことも受けたこともなく、駅で電報を出すことのイメージも湧かずにこの歳までスルーしていました。
先日、昭和40年代初頭のとある旅行記で「時刻表の巻末ページに従って、列車内から電報を依頼し、しかも相手も列車に乗車中」という興味深い文章を読み、古い時刻表を見返してみました。
−公社時刻表 1967/10 号−
電報のご案内
略
列車中の人へあてる電報のあて先は次のようにお書きください。
(乗車駅名、発車時刻、列車番号、客車の等級、下車駅名、受取人名の例文)
列車中から電報をお出しになるときは、電報取扱駅でお出しください。また、車掌に委託することもできます。
という記述がされています。
同じページには新幹線の車内公衆電話の案内もあり、スマホ・携帯電話の今とは隔世の感がありすぎますね。(笑)