ネットニュースに依りますと、今月になって、西八王子、日野、西国分寺のホームにあった列車接近表示器が廃止されたそうです。
(2014/12/13 日野)
列車が接近すると行燈に明かりが灯り、「今度の電車は○〇を出ました。」の文字が浮かび上がるというアナログ器械ですが、国鉄時代の情緒を偲ばせてくれるもので、今にも釣り掛けモーターの73形が姿を現しそうな錯覚さえ覚えるものでした。
明かりの灯った表示機と115系の顔が並ぶ瞬間を撮りたかったのですが、10両編成の233系ならば顔が並ぶものの、6両編成の115系では画角に顔が入る前に表示機の明かりが消えてしまい目的が叶いませんでした。検知装置のある場所と編成長の違いなのでしょう。
ならば、せめて旅の情緒を醸し出そうと、新鋭の発車案内表示器に「松本」の文字が出て来るのを待ってスナップ。
国鉄の時代を偲ばせる遺物が、平成30年の世にまで残ってくれていたことに、感謝すべきかもしれませんね。