突如発表された京急1000形のさよなら運転に出かけてきました。派手な装飾など一切無く、ただただシンプルに昔懐かしい列車種別板を掲げての運転というものでした。
往路が文庫から三浦海岸までの快特、復路が三浦海岸から久里浜までの特急ということで、運転区間に若干の寂しさがあったものの、種別板を凛々しく掲げた1000形の姿を間近に見ることができ、30年前の若き日々に舞い戻ったような錯覚さえ覚えました。
「この電車は快速特急三浦海岸行き、停車駅は京浜川崎、横浜、上大岡・・・」あの時代の車内放送がふと甦ります。
小雨の舞う梅雨の日曜日でしたが、1000形の特急が颯爽と眼前を通過すると雨も上がってくれました。
久里浜方面に出かける前、行きがけの駄賃にと川崎で大師線ホームに寄ってみると、1000形にさよならの看板を掲げるところでした。
ここで偶然にも途中下車さんにお会いでき、このあとの1日を御一緒させていただきました。