若桜鉄道で唯一の旧国名が冠された駅名の因幡船岡駅に来ました。
八東駅や隼駅とは明らかに駅舎デザインが異なります。右半分の待合室はかなり広めで、利用者の多い中核駅だったのかも知れません。ぐっと突き出た玄関の軒先にも風格の違いを感じます。
玄関には堂々たる駅名標が掲げられています。いま風の様式なのが物足りませんが、これは各駅共に整備されているものなので、むしろ喜ぶべきものかも知れません。
待合室にはなんとも優美なベンチがありました。
暫くすると若桜行きが到着。それを待つ人はここには居ませんでした。降りたお客さんも皆、足早にここを通り抜けて行ってしまいました。結局この広い待合室は手持無沙汰のよう。
ホームの先端には大きく迫り出した庇がありました。雨に濡れては困るようなモノの荷捌き作業でもしていたのでしょうか。
(2023/6/21)