線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

美濃市駅

 岐阜から美濃太田を経由して長良川鉄道美濃市駅へと来ました。

 長良川鉄道は旧国鉄越美南線の3セクですから、国鉄遺産とも言うべきストラクチャーがあちこちに・・・、と期待しながらホームに降り立つとコレが目に飛び込んで来ました。元保線小屋か検査・修繕の小屋かそんな雰囲気が漂います。

 簡素なホーム上屋とその脇にはホーロ看板。3セク化された各地の鉄道には国鉄の情景が色濃く残っていますが、30年以上の時の経過となると疲れ果てた感が否めません。

 ホームには待合室もありますが締切にはなっておらず、冬の寒さが厳しそう。コンクリート床には、ググっと伸びたひび割れも。

 駅本屋はホームより一段下にあり階段を下りた先の地下通路を進みます。

 改札口の向こうの駅前には何もなさそう。「うだつの町並み」という有名観光地の玄関口にも拘わらずこの寂しさ。鉄道開通前のその昔、既に商業地として栄えていたこの街としては「得体の知れぬ鉄道」などは街はずれに置いておきたかったのでしょうか。

(2023/4/19)