南武線の73形で想い出に耽りながら古いアルバムのページをめくっていくと、当然ながら101系のスナップに目が止まります。
川崎駅でのスナップですが、随分ときれいな光線を浴びていますね。整然と並んだ屋根上の通風器、簡潔にまとめられた前面デザイン。あの頃にはなんとも思わなかった、ただの101系なんですが、今、こうして眺めてみると実に美しいフォルムに思えます。
次のコマに101系試作車が写っています。車号をメモしていないので確実ではありませんが、立川方先頭車でもあるので、クモハ100−901かなと思います。雨樋が前面に出ているのが特徴です。
この他にも良く見ると、運行幕、方向幕が角ばっているし、尾灯脇にジャンパ栓が出ているし、戸袋窓がドア窓と同じくらいの大きさなんですね。上の写真と見比べて、今になって気が付きました。
(撮影は2枚とも 1978/3/29 川崎)