線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

昭和は遠くなりにけり

 東京・港区の高輪とか白金の台地から坂道を下りていくと、東海道線に突き当たります。大昔の学生時代、何のあてもなくカメラ片手に高輪消防署の交差点から桂坂を下りたあたりでスナップしていました。

 このあたりに新駅ができるということで、今建設工事中です。まさか、駅ができるなんて、というより、東京機関区や田町電車といった鉄道シーンが消えてしまったことが想像もしないことでした。

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(1975/11/25)

 品川から田町への緩いカーブの脇は田町電車区の留置線。頻繁にやって来る京浜東北線や山手線の電車は、食指の沸かない103系ばかり。そんな中、「大崎」の幕を掲げた山手線が来たのでスナップです。ところで、留置線の編成は客車?

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(1975/11/25)

 いえいえそんなことはありません。ご覧のとおりの80系です。朝、平塚発の品川行きで上ってきて、昼前に東京発の富士行きで下って行く列車でした。

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(1974/10/21)

 横浜−川崎間で朝のブルトレを待っていると、「銀河」がきて「あさかぜ」が来て「富士」が来て「はやぶさ」が来てというゴールデンタイムに、この80系が釣り掛けモーター音も高らかに割り込んで来ました。

 でも、それも当時は当たり前の光景でカメラを向けたのはごく僅か。しかも乗ったのは1回か2回だけと、勿体無いことをしました。(でもそれがフツウだった・・・。)