線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

京阪本線

 四宮での撮影会は1時間ほど、浜大津へ戻る600型を狙おうとしたのですが、移動の列車に乗り遅れたものですから、品川530さんとはお別れして京阪本線へと戻りました。

 移動の途中のスナップは、午後の斜光線を期待したものの薄雲に遮られ、平板なカットしか撮れません。そんなこんなで夕方を迎えました。

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 大阪を象徴するような玉出のネオンが瞬きだした頃、3000が淀屋橋へと下って行きました。ほんのり浮かび上がったハトマークが印象的です。

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 淀屋橋からのターンを待つ間、刻一刻と夜の帳が下りてきます。蒼味がかった空はいつの間にか消え、すっかり夜の気配、そんな中を2つの前照灯とハトマークがぐんぐん接近してきました。

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 ファインダーを凝視してテールサインを追います。ゆるくカーブした3000の横腹に対抗列車の前照灯が輝きました。それはまるで舞台フィナーレでスポットライトを浴びながら袖へと下がって行くヒロインのようでもありました。

 見送ったあと、「朝から晩までお疲れさま」と、独り言をつぶやきながら東京への帰途に就きました。

(2012/10/27 滝井)