富士急の下吉田駅構内に14系寝台車が展示され、車内の見学も可能となっていると聞いて、なぜ富士急に寝台車?と思いつつも、この目で見なければと出かけてきました。
下吉田駅は一昨年に改装され、明るく木の温もりのあるホールに生まれ変わりましたが、駅構内は雑然としたままでした。今回そこを整備して14系ハネを置き、見学用のテラスまで整備されていました。
なぜ、ここに14系ハネが1両?ちょっと唐突感は否めませんね。
車内はエアコンが効いているのか、静態保存にありがちな息苦しさは感じません。 公開間も無いので車内もきれいです。家族連れの子供たちも静かに寝台の座り心地を楽しんでいました。係員が常駐しているので目配り気配りが効いているのかもしれませんね。
この角度だと、窓下の小さな椅子に腰かけ、物憂げに車窓を見やる乗客の姿が目に浮かびますよね。
優しく落ち着きのある縦横比の窓から見える外の景色。やって来るのは派手な色彩の電車がほとんでですが、JR乗り入れの国鉄特急色あたりを眺めてみたいものです。