新緑が眩しい山の木々に鳥のさえずりが啼き、たっぷりと水を蓄えた田を吹き抜ける風が心地よい。
そんな風景をより際立たせるのが、クリームと朱色のツートンカラーの所謂国鉄色。そんな昭和の情景が目の前に繰り広げられているのが、いすみ鉄道です。
ここは頸城大野あたりかと見紛うような「い鉄」の風景です。
朽ちた勾配標が、写真に味わいを持たせつつも、3セクの厳しい経営状況を物語っているのも事実。
先の震災で被災した3セク仲間だけでなく、日々厳しい生活を強いられている皆さんに元気の源を分かちあいたくて、「きぼう」号がHM凛々しく快走します。 2011/04/30 い鉄沿線にて撮影。