線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

’77年 北陸駆け足旅 ー5ー

【1977/3/19】の続き

 最終日となった尾小屋鉄道では、新小松発17:20から運賃無料となった。また、倉谷口行き定期列車に金平までの臨時が続行するというダイヤとなっていた。

 駅構内には蛍の光のメロディーが流れ、鉄道の廃止と明日からのバス運行開始のアナウンスが繰り返し流れている。

 運賃無料とはなっていたが、記念に最終日のキップも欲しいと思い往復乗車券を購入すると、恐ろしく古い時代の硬券を出してくれた。或る意味「在庫一掃セール」と言った感じに思えた。

 ファン心理としては最終列車を見送りたいところであったが、それでは宿に戻れなくなるので、18:50発の列車を見送って福井のYHへ戻った。これが自分の目にした尾小屋鉄道の最期だった。