線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

西大塚

 羽前成田を後にして西大塚駅へと向かいます。途中、新装なった長井駅を通りました。以前の乗り潰しの際、堂々とした駅舎を車内から目にした記憶があり、是非立ち寄りたいと考えていたのですが、なんと市役所庁舎との複合施設としてこの5月に完成したばかりとのことでした。

 木造駅舎が消えたことは淋しいですが、行政との一体化というのは鉄道の将来としても嬉しいことかなと思います。なお、ホームの風情は昔のままでした。

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 西大塚に着きました。羽前成田に比べて小ぶりというか地味な印象です。駅の向こう側や自分が立っている場所の背には真新しい住宅が立ち並んでおり、この駅だけがポツンと取り残されています。

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 ぐっと突き出た軒のお蔭でしょうか、入口戸と周囲の壁の雨水による濡れ具合の違いが判ります。

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 昔懐かしい電信柱が1本ありました。タールを染みこませたあの匂い、手鉤が差された木の肌の感触に遠い昔を偲びます。

 今回の山形の旅はこれで終了、赤湯から新幹線で帰りました。

(2021/6/22)