線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

鶴見にホームがあればなぁ

 古い写真で恐縮ですが、1972年6月の鶴見駅でのカットです。

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 左奥に京浜東北線が見える中、貨物線に静々と167系が入って来ました。 

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 回送とか試運転ではありません。鶴見駅開業100周年記念号の「臨時列車で行く上諏訪の旅」と謳った団臨です。

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 「あれっ」と言うような光景ですが、ここは新鶴見(機関区/操車場)への職員輸送用クモハ12が発着する簡易ホームです。お客さんが怪我しては大変と、階段を用意し駅の管理職と思しき方々が出迎えていました。

 この簡易ホームを使って、鶴見駅発着の団臨を運転することは、やむを得ないのか妙案なのか分かりませんが、ああ、ここにホームがあったらな。そのホームからあちこちに列車が発車したら良いのになと、当時高校生でしたが夢を描いていました。

 そして幾星霜、本日2019年11月30日、JR線と相鉄線が相互乗り入れを開始し、鶴見のこの貨物線を233系や相鉄電車が頻繁に行き交うようになりました。最早、旅客線と言っても良いくらいですが、相変わらずホームはありません。

 勿論、用地の制約があることは容易に推測できますが、新駅である羽沢横浜国大駅からの運賃計算は、ここ鶴見を経由していると聞くと、なおのことホームがあって乗降り出来たらなと思ってしまいます。

写真:1972/6/11 (2019/11/30 記)