1978年9月、東北地方の私鉄を駆け足で巡ったことがあります。夜行列車で青森入りし、三沢から十和田観光電鉄に乗り十和田市へ。十和田市駅からバスで七戸に出て、市街地から少し離れた南部縦貫鉄道の七戸駅に辿りついたと記憶しています。
(1978/9/11)
午後1時台のレールバスに乗り、野辺地へと向かうこととして乗車前にスナップした1枚です。
あれから39年、七戸駅の同じ場所に立つことが出来ました。平成9年に営業休止し平成14年に廃止となったものの、今なおこうして大切に保存されていることに敬服です。
日中はレールバスやDCなどのデモ走行が行われ、現役時代そのままの軽やかなエンジン音と青白い排気が構内に広がっていました。
夕方からはいよいよ、ライトアップ撮影会。以前から行われている催しとあって、主催者も手際よく、それを待つファンも整然とポジショニングしていました。日没とともに刻々と色濃くなるブルーモーメントの中、思い思いのアングルを決めて行きます。
この情景がこれからも続くことを願って、七戸を後にしました。
(2017/11/4)