翌日は宮古から三鉄に乗って島越駅にやって来ました。４月の全線開通の日以来です。あの日はまだ駅舎は工事中。築堤ののり面も整備中でしたが、開通を喜ぶ地元の方々の嬉々とした表情と熱気は感動的でした。
この夏に駅舎は完成し委託の駅員さんも居ます。でも悲しいかな乗降客がありません。元々は集落があって駅も設置されていたのでしょうが、先の震災で集落が壊滅してしまい、被災された方々は、離れた高台に避難されています。
あの日、大漁旗が打ち振られ歓喜に沸いた築堤下ですが、今、列車を見送るのは私と妻のふたりだけ、なんとも寂しい限りです。でもこれが現実です。なんとかして賑わいを取り戻して、活気ある島越駅になって欲しいと思いました。
(2014/10/26)
