5日の南リアス線に続いて、6日は北リアス線が全線開通しました。
震災から半年後の秋、跡形もなく消えてしまった島越駅の場所に立ちました。圧倒的な自然の猛威には、人間の力など到底太刀打ちできないなと茫然としてしまった事を思い出します。
その島越駅にどうしても立ちたいと思いやってきました。
駅の面影として唯一残る階段。震災の記憶を風化させまいとする、それの向こうに三鉄が戻って来たのです。
島越駅周辺には人家が多く有ったと聞きますが、あの日以来、高台のトンネル脇にある人家を除いて全く残っていません。でも、きょうのこの日を迎えるにあたり、避難先から来られたであろう多くの人々が、笑顔で列車に向かって手を振っておられました。(2014/4/6)