静鉄のデワ1形、先日鈴木@途中下車さんのブログで、長沼車庫の公開日に展示されていることが紹介されました。
今から40年くらい前、長沼駅のホームから車庫の近くで佇むその姿をチラ見しただけで、その場を去って以来、ずっと記憶の彼方に忘れていました。
というか、もう消えているとさえ思っていました。それが今なお、真っ黒の姿を見せてくれていると知って、昨日の公開日に行ってきました。
まさしく古色蒼然。車庫内での展示でしたが、そばに寄って触れることもできましたし、検修の方々によって大事に保管されてるんだなということを実感しました。
連結器も歴史教科書に出て来そうな姿そのままです。
車庫の中は労働災害防止のための注意喚起の標語があったりして人間味を感じることができますが、干したタオルを見ると、汗やほこり、油といった職場環境を垣間見る思いです。
シルエットに浮かび上がるコントローラー、今にもここに人が立ってガリッガリッと刻むと動き出しそうな気配でした。
(2014/8/9 長沼車庫 ふれあいデーにて)