線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

旧法勝寺線車両

 再び米子に戻り、駅から徒歩10分ほどの場所に保存展示されているという、旧日ノ丸自動車法勝寺線の車両を見てみることにした。

 駅前の喧噪を離れ、落ち着いた感じの住宅や元気を失った感のある商店の並ぶ通りの広場にそれはあった。

 屋根付きであり保存状態は良好に思えた。説明板もしっかりある。

 道路に面した側にステップは取り付けられている。残念ながらこちら側は生垣のために足回りは見えない。

 側窓は一段窓、前面は二段窓。一般的にはその逆と思うが面白い。よく見ると側窓の大きさが均一でないようだ。

 鉄道会社でありながら社名に「鉄道」を冠しない(かつての「江ノ島鎌倉観光」も同様)どころか、「自動車」を冠する鉄道ということしか知らなかったが、明治時代の英国製木造2軸客車が居たことと、それがこのように美しく保存されていることに感銘を受けた。

(2023/9/12)