線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

時を経て美しくさえ思う

 鶴見駅西口から高架線に沿って歩いてみることにします。

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 西口バス乗り場一帯が駅からデッキで繋がっており、若い頃には見えなかった景観が展開します。

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 総持寺方向へと進みます。

 大昔に見た光景と何ら変わらないはずですが、なぜか何か美しくさえ感じます。久しぶりだからでしょうか、歳を取ったからでしょうか、客観的に見られるようになった気がします。(あの頃は、古臭い、野暮ったい、埃っぽい、ちょっと怖い・・・そんな感じでした。)

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(2022/2/18)

 若い頃には気付きもしなかった、緩い曲線に目が止まりました。

 

 鶴見臨港鉄道の歴史を辿ると、大正時代に浜川崎を起点に弁天橋までの貨物輸送を始めたとのこと。

後に扇町方面に延伸したり旅客輸送も始め、昭和になってから弁天橋から鶴見へと乗り入れました。

 鶴見川をコンクリートアーチ橋で渡り、高架線上に国道駅を作り、第一京浜国道を渡り、京浜電鉄と東海道線をトラス橋で越え、鶴見駅へは高架線のまま進入。

 ミニ鉄道なのに強い意気込みを感じますが、京浜工業地帯への安定的な労働力供給が急務だったのでしょうね。

 

※ブログアップ後に3枚目の写真で気付いたこと。

場内信号が1番、2番となっていますね。駅としては京浜東北線南行が1番線、北行が2番線ホーム、鶴見線は3番、4番線ホームと呼んでいます。これを見ると業務上は(高架)1番2番とか(鶴見)1番2番とでも呼んでいるのでしょうかね。