翌朝、再び脇野田駅に来てみました。
前夜は暗くてよくわかりませんでしたが、駅舎自体は7年前に訪れた時と変わりはありません。
しかし、駅を背にして住宅地へと延びる道は拡幅工事がされていて、あったはずの商店や個人宅が消えています。
もしかしたら、この拡幅工事はこのままこちらに伸びてきて、現駅舎を乗り越えて新幹線駅へと延びていくのかな、そうしたら脇野田駅周辺のこの風情も一変するのかなと一抹の不安を覚えました。
駅前広場にあったはずのお店の跡地に立ってみました。現駅舎の背後には新幹線駅舎が聳えています。
高田と新井の間に挟まれて、地元の人しか知らないような小さな駅脇野田。新幹線駅が出来一躍脚光を浴びる場所となったものの、その駅舎は間もなくお役御免となり、駅名は新幹線開通とともに消える運命にあります。
駅舎が消え、線路が消え、駅名が消え、やがてここに鉄道施設があったことなど忘れさられてしまうのでしょうか。
(2014/10/5)