話が先日の梅小路に戻って恐縮ですが、あの日梅小路を辞して京都駅へ戻ろうと近くのバス停に着いた時のことです。
そこは梅小路公園というバス停だったのですが、早くバスが来ないかな、タクシーが来たら乗ってしまおうかなと、車道に目を向けた瞬間に「あっ、この光景!」と、すっかり記憶の彼方に消えていたワンカットと思い出しました。それが、これです。
ご覧のとおりのしょぼい写真なので、すっかり忘れていたのですが、35年前にこの場所でカメラを構えていました。(撮影:1976/03/10)
奥に見える山陰本線は高架化される直前ですが、旧客編成が踏切を渡り切ろうとする瞬間に、市電がファインダーに入ってくれました。市電は山陰本線をアンダークロスするべく、半地下にもぐり込もうとするところですが、市電の脇に通行人が写ってしまったのはこれまた愛嬌でしょうか。
梅小路公園とかいうバス停にピンと来なかったのですが、当時、ここは七条壬生通という電停だったと記憶しています。