箱根登山線の109号が引退しました。これにより登山線の旧型車もいよいよ風前の灯火となった感があります。
そうは言っても、つい数年前まで旧型車同士の交換風景が見られたこと自体が奇跡とも思いますし、これまで大事にされて来た旧型車編成の最後の活躍にエールを送って行きたいと思います。
(2020/7/6 箱根湯本)
先の集中豪雨により甚大な被害を受けた登山線ですが、懸命な復旧作業が行われる中、試運転列車としても活動していました。
(2020/7/23 大平台)
昨年7月の全線開通日にも、早速その姿を見せてくれました。コロナ禍のため乗客は少な目のこの日でしたが、沿線の皆さんの晴れ晴れとした笑顔でのお出迎えが印象的でした。
(2021/2/20 強羅−彫刻の森)
そして今年の年明け早々に109号の引退がアナウンスされ、2月からは特製の行先板を掲出しての運行が行われてきました。
109号は珍しくクロスシート車でしたが、とうとう座る機会を逸してしまったことが心残りではあります。
さて、これまで登山線には復刻塗装も楽しませていただきましたが、最後はやはり全てロマスカー色の編成で見送りたいなと・・・。(爺さんは思っています。)