特に用事も無くぽっかり空いた日曜日の昼、ふらりと西武線に乗って吾野へ散歩してきました。私が秩父鉄道へ出向く際は専ら西武線経由なのですが、その度に吾野駅の下の方に宿場町の雰囲気を車窓から感じていました。
街道から見ると駅は坂の上にあるのですが、こんな味のある案内板がありました。
ここは秩父街道吾野宿。昔の雰囲気を残しつつも日常の生活が営まれており、俗化された古民家のようなものはありません。宿場の端まで来ると川を渡る西武線が見えました。
吾野の車窓でもう一つ目に入るのがこれ。主に石灰石を産出する吾野鉱山の砕石積み出し施設です。
かつては西武線を経由して積み出されていたようです。施設開口部には線路が繋がっていたのでしょうが、今では本線から分岐したところで寸断されていました。鉱山そのものは稼働しており、この日もダンプカーが出入りする姿が見えました。
(2020/11/15)