この日はどん曇り、しかも日も短くなってきており、撮影条件としては厳しいものがあります。だったら、それを逆手に取って、敢えてその厳しい条件下に挑戦してみることにしましょう。
日没時刻を過ぎたのでしょうか、周囲がどんどん暗くなり、露出もグイグイ下がって来たとき、D51が迫ってきました。シャッタースピードも確保出来ないので、慎重に流してみます。
旧客の窓から暖かみのある室内灯の明かりが漏れています。そんな汽車旅のシーンを何とか押さえたく、最後尾のスハフ32を慎重に流しました。
うまい具合に止まってくれました。ISOを高感度に設定したので、ただでさえノイズが多いのに、大幅なトリミングもしたので、ザラザラの絵になってしまいましたが、この時間帯の旧客の絵を次回も狙ってみたいと思うようになりました。
(2015/11/7 渋川−八木原)