併合を終え高尾へと出発した豊田の115系を見送ると、心の中にぽっかりと空間が出来たような気がしました。
もうこのままヤケを起こして帰ろうかとも思いましたが、僅かに残っている長野のC編成をスナップしようと次の下りに乗ることにしました。
大月のホームで待っていると入って来た小淵沢行がなんスカ色!一瞬、豊田の115系の亡霊かとも思ったのですが、よく考えれば長野のC1編成。これはツイてます。このC1編成が小淵沢から戻ってくるのをどこで撮るか。迷った挙句、勝沼で撮ることとしました。
C1編成が戻ってくるまで2時間半ありますので、駅周辺を散歩しながらポイントを探します。盛りを過ぎた感がありますが秋の装いの山へと向かうC編成をキャッチ出来ました。
15時すぎにC1編成が戻ってきました。ファインダーの左端には松本へと疾走するスーパーあずさが見えます。迫るC1、去りゆくスーパーあずさ。ドンピシャのタイミングで両者の顔が画面に収まると、「よし!」と思わず声を上げてしまいました。
C編成も順次追われて行くのでしょうが、その日まで元気に頑張って欲しい。オジサンの目を楽しませて欲しいと切に思ったのでした。
(2014/12/6 勝沼ぶどう郷−塩山)