線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

富山港線のこと

 さて今回の旅の目的のひとつ、富山ライトレールに乗って岩瀬浜まで往復してきました。今回初めての乗車ですが、実は富山港線時代も含めてのこの区間初乗車です。

 若い頃から何度か富山を旅しましたが、城端線氷見線には乗ったものの、富山港線には乗らずじまいでした。というのも、「わざわざ富山まで来て、なんで73型に乗らなきゃいけないんだ、しかも京浜東北と同じブルーに塗られているんなんて!」と毛嫌いが先に立ってしまったんですね。

 それから幾星霜、富山港線が廃止となってライトレールに生まれ変わるというニュースを聞いた時は、お名残りに行くかどうか迷った挙句、「それだけのために富山に行くのもな・・・」と理由を付けて結局行かず仕舞いとなりました。

 富山駅北から乗車し、併用軌道から専用軌道区間に入って、目を疑いました。路面電車の車窓とは思えないような、距離標や勾配標があるし、分岐器はスプリングポイント等々。てっきり富山港線の跡地のみ引き継いでライトレールのシステムで軌道化されていると勝手に思っていたのですが、そのまま引き継いでいたのですね。しかも鉄道敷地内はきれいに整備されていて、草茫々なんてことはありません。ちょっと感動でした。

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 沿線は残念ながら住宅が密集していて、やっとみつけた開けた場所はここだけでした。それでも背景の住宅に車体が溶け込んでしまって、すっきりした写真は撮れませんでした。
(2013/8/3 犬島新町)