線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

ラサ工業

 今回のツアー途中、バスが45号線から宮古市街地に入ろうとする時、バスのガイドさんから「ここにはラサ工業がありまして・・・」と説明があった。

 えっ、ラサ工業って、あのC10の居たラサ工業?。頭の中が一気にフラッシュバックした。C10型機関車の唯一の現役8号機が専用線で働く会社として、鉄雑誌を通じてその名前はよく知っていたから。

 ただ、専用線故にどうせ行ったって撮れないだろうし、と諦めが先に立ってしまい、その会社がどこにあるのかなど、東北地方のどこかくらいにしか調べもしなかった。そのC10が後年になって大井川鉄道に入線したのは諸兄も御存じのとおり、その時もC10=ラサ工業ではあったけれど、それがどこの町にあるのかは意識していなかった。  そのようなことから、30余年前に宮古の町をトランジットした時も、不覚にもラサ工業がC10が目の前にあることに気付かず、通り過ぎてしまったことを、ガイドさんの一瞬の説明で今更にして後悔した次第。

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 新天地静岡にやってきて客車を牽いて走る姿も板に付いたよう。

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 車体の外板はリベット止めが多用されていて、いかにも古典機関車の雰囲気を醸し出していました。

(2003/08/11 千頭