暇つぶしに、昔集めた駅弁の掛け紙を眺めていたら、小諸駅のひしやさんの掛け紙がありました。
弁当そのものの記憶は無いのですが、買ったときのことはよく覚えています。 友人と二人、新潟の柏崎に泊って翌朝の「きたぐに」を鯨波で撮ろうとしたのですが、運悪く大雨。投げやりな気分で友人と別れて一人、直江津〜長野〜高崎〜上野と普通列車を乗り継いで帰った時のものです。
小諸駅と言えば、先月「しなの鉄道」の湘南色の見納めに出かけた折、昭和気分に浸って来ました。
あの掛け紙の弁当をこの売店で買ったかどうかは記憶にありませんが、急行「信州」や「妙高」が頻繁に行き来していた時代にタイムスリップさせてくれる情景でした。
でも、情景はそのものでも、「急行信州長野行き発車です。」などという放送は当然無く、ひっそりと静まり返っていたのが残念というか現実でした。
