線路端のブログⅡ

高架化されても、高いフェンスに遮られても、やっぱり線路端が好き・・・。

別所温泉からの帰り道

 中塩田から終点の別所温泉に向かいました。こちらは昔のままの情緒が残っていました。構内はずれの丸窓電車も昔同様に鎮座しています。丹念に塗装が施されているようで、外板の痛みはそれほどでもないようでした。

 

f:id:senrobata:20220315140029j:plain

 ホームの行灯式案内板も健在です。とても良い雰囲気ですね。この行灯に明かりが灯るのかどうか確かめたく思い、ここへ来てみたのです。

f:id:senrobata:20220315140105j:plain

 しかしながら、この時期の日没時刻は遅く、夕暮れのムード溢れる頃は19時前後かも知れません。

f:id:senrobata:20220315140130j:plain

 その時刻まで頑張るつもりでいましたが、何やら遠く上田市街の方角から雷鳴が聞こえてきて、こちらもポツリポツリと雨が降ってきました。ちょっと嫌な予感がしたものですから、ホーム天井の蛍光灯が点いても行灯には何の変化も無いのを確認して早めに発つこととしました。

 嫌な予感は的中し、中野駅での停車後電車は発車しません。運転手に聞けば、雷による停電のため、踏切遮断機が作動していないというのです。確かに電車が居る位置からすれば、当然遮断機が下りていなければいけません。実際、線路端にある×マーク(踏切遮断機が下りているのを知らせるアレ)は点灯しています。

 じたばたしても仕方なく、ひたすら待つばかりでしたが、そのうちにバス代行が行われるということになり、他の乗客の方々と一緒に電車を降りて、少し離れた県道(?)脇でいつ来るとも知れないバスを待つはめになりました。

 結局上田には、1時間以上遅れて辿りついたのですが、とんだ途中下車となってしまいました。(笑)