静鉄訪問を終え、その日の午後は岳南に行ってみました。昨年４月に岳南鉄道から鉄道事業部門を子会社の岳南電車に移管したという経緯がありますが、心機一転とはいえ見るからに事業としては厳しそうです。
富士岡で降りてみました。側線には役目を終えたＥＬが留置され、運用に入っていない電車も体を休めていて、構内は静まり返っています。
５０１号機、比奈駅構内で体験乗車のイベントとして走り回っていたことがつい昨日のようです。
待合室を覗くと、こんな看板がありました。過去の栄華の名残です。
遠くから「チンチンチン」と電鈴式の踏切警報が聞こえます。音を頼りに少し江尾寄りに歩くと、その踏切がありました。
製紙会社の貨物輸送が無くなって古豪ＥＬの活躍の場も無く、今ひとつ元気がない岳南電車ですが、過去の栄華を偲ぶもよし、電鈴式警報の音色を楽しむもよしと、ふらりと立ち寄るのも良いなと思いました。
(2014/8/9 岳南富士岡)
